そっと目を閉じ
洞爺の記憶に抱かれる
北海道の雄大な風景に抱かれた、洞爺湖。
ここではただ、大自然の大きな流れに身をまかせて、そっと目を閉じてみてください。
風のそよぎ、波の揺らぎ、鳥たちの声。
時を超えて受け継がれるこの土地の記憶にじっと耳を傾ければ、忘れかけていた自分自身の静寂を取り戻せるはずです。
心と体が深く深呼吸する、特別な時間がここにあります。
美しい自然に抱かれた洞爺湖は、支笏洞爺国立公園を代表する景勝地です。約11万年前の巨大噴火によって形成された、日本で3番目に大きなカルデラ湖として知られています。
広大な湖のシンボルとも言えるのが、中央に浮かぶ「中島」です。大島・弁天島・観音島・饅頭島の4つの島からなり、約5万年前の湖底噴火によって誕生しました。
湖畔からは、北にそびえる秀峰・羊蹄山、南に煙を上げる有珠山や昭和新山を望むことができ、春夏秋冬どの季節に訪れても息をのむような絶景を楽しむことができます。
冬でも凍結しない日本最北の「不凍湖」ですが、近年の厳しい寒さの中では一部に氷が張り、この時期だけの幻想的な光景に出会えることもあります。
国内で3番目に
大きなカルデラ湖
洞爺湖を知る
洞爺湖のほとりに
ある温泉街
時を刻む
大地からの贈り物
洞爺湖温泉・壮瞥温泉の源は、雄大な有珠山の生命力そのものです。一般的な温泉とは異なり、誕生の瞬間が歴史としてはっきり記録されている、極めて稀有な温泉地でもあります。
物語の始まりは明治43年(1910年)。四十三山の噴火活動のなか、静かな湖畔で湧き出た42℃のあたたかな湯が発見されました。その後、大正6年(1917年)に最初の温泉宿が産声を上げ、洞爺湖温泉の歴史が本格的にスタートしたのです。
2010年には誕生100年という大きな節目を迎えました。大自然のドラマが生み出した100年の湯に浸かり、心ほぐれる贅沢なひとときをお過ごしください。
約5万年前の火山活動で誕生した「中島」は、大島など4つの島の総称です。大自然の驚異と歴史ロマンを同時に味わえる、洞爺湖観光のハイライトです。
太古の火山地形:散策路では、島を形成した地層や火山特有のダイナミックな地形を観察できます。
野生のエゾシカ:島という隔離された環境で独自の生態系を築いた、エゾシカたちに出会えます。
希少な縄文遺跡:大島では約3,000年前の縄文土器や石器が出土。湖上の遺跡は全国的にも非常に希少です。
湖上のシンボル
「中島」
歴史と豊かな
自然が息づく
昭和新山
「生きた火山」
麦畑から誕生した
奇跡の山
1944〜45年の有珠山噴火により、かつての麦畑や集落が隆起して誕生した昭和新山。赤茶色の溶岩ドームは今も地表温度が約100℃ある場所もあり、大地のエネルギーを肌で感じられます。
山の麓にある「三松正夫記念館」も必見です。当時の郵便局長・三松正夫氏が山の生成過程を克明に記録した世界的資料「ミマツダイヤグラム」をはじめ、数々の貴重な絵や記録が展示されています。